桜がちょうど満開となった4月6日(土)、川崎市国際交流センター・ホールにて第3回元住吉ミュージック・フェスティバル(MMF)が開催されました。去年までの運営経験者が残っておらず、スタッフはゼロからのスタートとなりましたが、その分地元元住吉のボランティアスタッフの方々の応援もあり「街ぐるみの手作りの音楽会」として開催できました。
今年は50を超える出演希望の中から、13組の団体に登場いただきました。ジャズ、ロック、フォルクローレ、ゴスペルからお琴の弾き語りまで、多彩なジャンルの音楽に触れることができ、この日は音楽漬けの一日となりました。MMFは『PAを最小限で楽器本来の生音で聴く音楽祭』とのコンセプトに基づき、お客様には演奏者と近い距離にて生音に触れていただけたと思います。地域と一緒に作り上げていく音楽祭を目指しておりましたが、お越しいただいたお客様の中には小さいお子様連れのご家族や車椅子でお越しの方もいらっしゃり、約250席のホールが一時立ち見もでるほどの盛況となりました。MMFは地元、地域との繋がりを第一に考えて進めてきましたが、多少なりとも地域への貢献ができたのではないかと思っています。
また今回新たな企画として、音友会の活動のひとつである「レコード俱楽部」のデモンストレーションを筆者のDJにて行ないました。レコード俱楽部はアナログ・レコードを広い会場で大きなスピーカーを鳴らす鑑賞会ですが、この日は録音年代の異なる3枚のレコード(グレン・ミラー楽団、ビートルズ、リンダ・ロンシュタット)をお持ちし、聴いていただきました。デモ後、何人かの方からレコード俱楽部の問い合わせをいただき、今後参加いただけるよう勧誘させていただきました。
閉演後のアンケートやお客様の声には「とても楽しめた」「感動した」「無料なことが信じられない」「また是非来年もやってほしい」等、嬉しいお言葉も多くいただきました。地元と一体になった、PAを最小限で楽器の生音で聴くこのMMF、出演者の方にも来場されたお客様にも楽しんで満足していただけたのではないかと思います。この感動を忘れずに、また来年皆様にお会いできればと思います。
▲初めて参加で大活躍のMMF-2024スタッフ一同、また写真中央はMC担当の若林かおりさんです。