● 私の一番お気に入りのジャズ喫茶 (音楽談義特別寄稿)

Music Conversations 音友レコード倶楽部・音楽談義特別寄稿
「私の一番お気に入りのジャズ喫茶」 藤田順治(Mマガジン 2021年5月号より抜粋)
【NARU】1966年夏、代々木に故成田勝男氏によってジャズ喫茶としてオープン。当初は現在のスペースの2/3程の広さでジャズLPを3000枚程所蔵。途中からライブ演奏も行われるようになる。また、私が行っていた1970年代初頭は店のスペースを拡張し、JBLパラゴンなどオーディオも充実させた。現在は奥様の美紗子さんが受け継いでいる。

【いーぐる】1967年まだ学生であった後
藤雅洋氏によってオープン。当初LPを400枚程でスタート。また、一時期「デイスクチャート」という別のロック喫茶も経営していた。ここで後に山下達郎氏、大貫妙子氏を輩出する「シュガー・ベイブ]が結成された事は有名な話。後藤氏が店内でかけるジャズレコードの選曲の良さは脱帽ものである。

【ファンキー】1966年故野口伊織氏に
よって3階建ての店がオープン。後でわかった事だが野口氏は私が所属していたビッグバンドの先輩であった。現在でも「アウトバック」、「サムタイム」など吉祥寺にいくつかの音楽関係の店が残っており、JBLパラゴンも健在。現在は奥様の満理子さんが受け継いでいる。