〜連載4〜 田島華乃・私の親子コンサートへのこだわり

親子コンサートと呼ばれる公演は、最近とても増えてきて嬉しい事です。私も色々な親子コンサートに足を運んで勉強しています。そして、私の親子コンサートで大切にしていきたいものを発見しました。

まずは『生の音』へのこだわり。

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大きな会場で催される親子コンサートでは、沢山の親子が集う為、どうしてもマイクを通して演奏される事が多いようです。それを聴いて、子供達が「あ、ヴァ イオリンってこういう音なんだ!」と思ってしまうのが勿体無い。せっかくの弦楽器特有の響きを体感してもらうため、ida cafeで開催している親子コンサートでは、生の音を沢山お届けしています。

『ママのおひざ』の上だから、安心。

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ida cafeでは、フロアマットをひいて
ママも子供たちも一緒にそこに座ってもらいます。コンサート会場のような座席ではない為、0歳の赤ちゃんはコロンと寝ながら聴いてくれるし、3歳のキッズはお母さんの横に座って聴いてくれます。
ママとの距離感は、子供たちの年齢によって様々ですが
ママと一緒にリラックスして聴いてもらう事で、そこでなっている音楽がより身近に感じてもらえるようにしています。

途中で泣いてしまっても、それはお互いさま。(不思議と、これまではずっと泣いてしまう子はいませんでしたが)ママ同士があまり気を使わなくて済むのも、このコンサートの魅力のひとつです。
『本格クラシック』を聴いてもらう。
親子コンサートだからと言って、子供うけする楽しい曲ばかり!という事はしていません。何だかよく分からないけれど、この曲はいい曲だなぁ、と思ってもらえるように、渾身の1曲もお届けしています。すると、ママ達も子供たちも注意深く丁寧に音を聴いてくれるんです。
言葉では説明できない音楽の力という物を感じる瞬間です。
短いコンサートの中ですが、こういった時間もとても大切にしています。

 

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