〜連載14〜 田島華乃・元住吉ida cafeに来てくれる親子は

11-image2さまざまな場所で、親子コンサートを開催していると色々な発見があります。
まず感じるのは、地域によって、親子の雰囲気が違うということ。
普段お散歩するのはビル街なのか、公園なのか、川沿いなのか、商店街なのか、例えばそういう空気感です。
kano14-2それは直接、親子の雰囲気に関係あるのかはわかりませんが、元住吉で言えば、お子さんにとにかく生演奏を聴かせて、教育的に!というよりは、お母さんもちょっと楽しみにして下さっているような感じです。不思議な事に、お母さんが『子供が飽きずにずっと聴いていなくても、それはそれでまぁいいんじゃない?』という感じでいると、子供たちは『楽しいところだけ聴こうっと』という感じになるんですね。なので、我慢しているストレスで泣き出すというような子がいません。その信頼感というか、距離感が、お互いにのびのびと聴ける環境を作っているような印象を受けます。
kano14-3そして私は、ママがゆったり聴けて、子供たちが興味を引きつけられるコンサート
をすれば良い訳です。なかなか難しいです(笑)。ですが2年近く、その地域の親子と向き合っていると、どういうコンサートが子供の感性、お母さんの感性に響くのかが、少しずつ分かってきたように思います。
これからも、その地域にフィットしたそれぞれの親子コンサートを探究していこうと思っています。