〜連載12〜 田島華乃・悲しかったこと

12-1親子コンサートの活動をはじめて、2年。
0歳から4歳くらいのお子さん、子育てママにとって、どういうイベントが楽しく、心地よいのかが少しずつ分かってきたような気持ちでいます。
そんな中、たまたまお会いした、同じ『親子向け』に特化して身体に良い食材を使ったお料理を提供している方から
「田島さんは、本当はどういう音楽をやりたかったのですか?子供相手だとお遊びみたいになるでしょう?」と言われました。
普段は温厚な私なのですが(笑)久しぶりにカチンときた、というか悲しくなってしまいました。
12-2その方がコンセプトにしている、小さな子供たち、小さな子供のママたちにこそ、身体に良い食材を選んで食べてほしい
という事と同じく、感覚やセンスなどが自然に備わっていく子供たち、そんな子供たちに環境をつくってあげられるママたちにこそ、本当の生音の響きで、本物の音楽を届けたい
と思っているのに、『親子向け音楽』というと、どうしても『お遊び』のような認識があるんだなぁ、と実感した一言でした。
12-3もちろん、お遊び要素もたくさんあります。ですが、この曲はなかなか聴ける機会がないと思う、と自信を持ってお届けしている瞬間をとても大切にしています。
親子向けコンサートだからこそ、一番いいものを。という認識になるよう、微力ながら精進していかねばならないな
と襟を正した出来事でした。